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宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
第23回「涙骨賞」を募集

燕雀の巣

〈コラム〉風鐸2026年11月4日 10時49分

サトウカズオという人物の犯罪に、あなたが関与した可能性がある。今から姫路署に出頭できますか。ある休日、兵庫県警を名乗る電話で告げられた。知人にサトウカズオさんがいたような気もしたが、これはいわゆるニセ警察官詐欺だろう。電話を切った◆特殊詐欺が横行し、大規模な個人情報漏えいが相次ぐ。まさか自分はという根拠のない正常性バイアスが働いていたのだろう。どこか人ごとだった感は否めない。実際に自分ごととなるとどうだろう。信じ込みそうになる自分がいた◆「燕雀処堂」という中国の故事成語がある。軒先に巣を作ったツバメやスズメが、安住するあまり家の火事に気付かず焼け死んだ。転じて、目先の平穏に気を取られて警戒感が薄れ、目の前の危険を察知できない様子をいう◆電話はそれきり、かかってこない。だが、名前や電話番号が悪意ある誰かに知られている気味悪さは拭えない。日常という名の燕雀の巣には、既に火の手が迫っているかもしれない。平時に油断なく用心を怠らないことが、危険から身を守るはじめの一歩だろう。(三輪万明)

メメント・モリ

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他者との共存

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「墨跡付き仏像カレンダー」の製造販売は2025年版をもって終了いたしました。
長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
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