PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報社「宗教文化講座」

常に30種の御朱印授与 神社や地元の文化に触れて

名古屋市千種区・城山八幡宮 私市靖権禰宜

神社と地域に少しでも親しんでもらおうと、織田家の武将印・姫印も授与している 神社と地域に少しでも親しんでもらおうと、織田家の武将印・姫印も授与している

名古屋市千種区の城山八幡宮(吉田玄宮司)では、御朱印ブームが始まる以前から多種多様な御朱印の授与に力を入れてきた。期間限定や色違いをはじめ、フクロウの図案や御城印、武将印など常に30種類ほどを用意する。私市靖・権禰宜は「一般の御朱印とは趣が違うと感じられる方もおられると思うが、核家族化で地域の歴史に触れる機会が少なくなっている中、一人でも多くの方に地元の文化に触れてほしい」と話した。

御朱印ブームは伊勢神宮と出雲大社の「ダブル遷宮」翌年の2014年頃から広がったとされる。一方、城山八幡宮では02年頃、市内の神社と連携して無料でスタンプを集める企画「恋の三社巡り」を始めた。当初はスタンプの申し出を通じてお札やお守りを受けてもらいたいとの狙いがあったが、若い人には敷居が高いと考え、御朱印の充実に力を注ぐようになった。

スタンダードな御朱印のほか、鎮守の杜にすむフクロウをモチーフにしたもの、縁結びの連理木にちなんだハートマークが入ったもの、花暦に合わせて2カ月置きに切り替わるものなどを授与する。

さらに鎮座地が織田信長の父・信秀の居城の末森城跡であることから「末森城」と中央に記した御城印や、信秀、信長、お市の方らの名前を記した武将印・姫印もある。最新のものはお市の方と鳥居を共にあしらった切り絵御朱印だ。

デザインは宮司、神職、巫女がアイデアを出し合って考案している。取り違えが起こらないよう、チェックを入れるだけの申し込み用紙も備える。

私市権禰宜は「既存の御朱印にとらわれず多方面から神社に興味を持ってもらえるように工夫している。後日改めて見た際にまた参拝に行って受けたいと思ってもらえるようなきれいなデザインを心掛けている」と話す。

御朱印の転売問題については「御朱印に限らず授与品の転売は感心しない。お札やお守りとは異なるものと考えているが、日付を書くことから神様に感謝やお願いを伝えた日を記録したものでもある。本来の意義から大きく外れる、転売された御朱印には何の意味もないように感じる。一方で特別な事情をお持ちの方には、賛否もあるが、遥拝のお気持ちでお受けいただくことで郵送対応もしている」と話した。

(武田智彦)

イベントなどを通して寺と地域との接点づくりに取り組む宗清寺の飯島尚之住職

催し多彩 人が集う寺へ 国際布教師の経験生かし工夫

10月2日

本堂を無償で提供し、演劇や音楽などのイベントを定期的に催すなど様々な仕掛けや工夫を凝らし、地域の人々が日常的に集う寺を目指している。「寺院の存在価値や意義が問われる昨今、…

行行寺の開山20年を期した6月の法要で参列者に挨拶する吉田住職=行行寺興隆会提供

自殺と向き合い「聞き屋」に 父島で寺建立し20年

9月18日

東京都港区の竹芝桟橋から南に千㌔先にある小笠原諸島・父島で行行寺を建立してから20年。自殺と向き合う中で人の苦悩を見つめてきた経験が在家から僧侶となり、人々の苦悩に寄り添…

サッカーを通じて学んだことを法話でも話す奥村住職

サッカー通じ地元交流 仏教基軸に子らを指導

9月4日

「子どもは地域の宝」。自身が立ち上げたサッカークラブの合言葉だ。仏教の教えを基軸とするチームは、会員約270人、横浜市大会で優勝するほどに成長した。スポーツを通じて地域の…

『釜ケ崎と福音』 支えられる側にこそ力が(9月30日付)

社説10月2日

異文化伝統との共存 外国人労働者問題への視点(9月25日付)

社説9月30日

ガザの医師の訴え 「憎まない」平和への和解(9月18日付)

社説9月25日
「墨跡付き仏像カレンダー」の製造販売は2025年版をもって終了いたしました。
長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
中外日報社Twitter 中外日報社Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加