PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報社「宗教文化講座」

グラミー賞を2度受賞したジャズサックス奏者 佐藤洋祐氏(54)

ほっとインタビュー2026年5月21日 09時14分
グラミー賞を2度受賞したジャズサックス奏者 佐藤洋祐氏 さとう・ようすけ氏=1972年、東京都足立区出身。北海道大卒。2008年に渡米しニューヨークでジャズシンガーのグレゴリー・ポーターと出会い、5人編成のバンドでサックスを担当。4枚のアルバムに参加した。15年にバンドを離れて帰国し、国内での音楽活動を続ける。

アメリカのジャズシンガー、グレゴリー・ポーターのバンドでサックスを担当し、参加した2枚のアルバムが2014年と17年のグラミー賞(ベスト・ジャズ・ボーカル・アルバム部門)に輝いた。ノミネートは4回。現在はバンドを離れて日本に帰国し、音楽の素晴らしさを多くの人々に伝えている。

河合清治

2度のグラミー賞というのはすごいですね。

佐藤 北海道大を卒業し、札幌で音楽活動をサポートしてもらっていた方にニューヨーク行きを勧められました。そこで出会ったのがグレゴリー・ポーターです。彼は毎週火曜日にセント・ニックス・パブで歌っていて、ジャムセッションに飛び入りした私を気に入ってくれました。仕事ももらい3カ月の観光ビザからアーティストビザに切り替えることができ、バンドのメンバーとなってアルバム制作に参加しました。

出会った当時、彼はまだ有名になる前でしたが、11年に最初にノミネートされた時には急に世界からのオファーがどんどん入るようになり、グラミーってすごいなと思いました。その分、14年の受賞の時は実はあまりピンとこなかったのが正直な感想です。17年の受賞の時、私はアルバム制作には参加しましたが、それを最後にバンドを離れて帰国していたのでニュースを見て驚いたのを覚えています。

なぜバンドを離れたのですか。

佐藤 年間300日はツアーに出掛けていて、自分の時間なんて全然ないんです。もっとたくさん学びたい。腕を磨き、自分の音楽も追究したい。これが本当にやりたいことなのかと悩みました。

1歳年上だったグレゴリーも私の気持ちを理解してくれて、2度目の受賞アルバムを最後に日本に帰国しました。1年間は千葉県佐倉市に住みながら成田空港からツアーに参加していましたが、今はそれもやめて彼が来日した時のライブに参加するだけにし、日本で自分の音楽活動を展開するとともに佐倉市の自宅で音楽教室を開いたり、東京の尚美ミュージックカレッジ専門学校で講師を務めたりしています。

4月に小林一茶ゆかりの真言宗豊山派炎天寺(東京都足立区)の花まつりで演奏されていましたね。

佐藤 知り合いのドラマーのSNSを通じて、私が足立区の竹の塚小の卒業生だと知った吉野秀彦住職から声が掛かり、毎年お釈迦様の誕生日をお祝いするジャズコンサートを開かせていただいています。吉野住職も竹の塚小の同窓生で、校歌のジャズバージョンを披露したこ…

つづきは2026年5月13日号をご覧ください

妖怪研究の地平を切り開いた第一人者 小松和彦氏

妖怪研究の地平を切り開いた第一人者 小松和彦氏

4月20日

「妖怪は迷信ではなく日本文化を読み解く鍵です」――埋もれた妖怪文化を再発見し「妖怪学」を確立した。京都市西京区の国際日本文化研究センター(日文研)で共同研究を立ち上げ、中…

司馬遼太郎記念館の館長 上村洋行氏

司馬遼太郎記念館の館長 上村洋行氏

3月24日

作家の司馬遼太郎氏(1923~96)が亡くなって今年で30年がたった。大阪府東大阪市の司馬遼太郎記念館も2001年11月1日に開館してから25年の節目を迎える。同館の上村…

イランの民族楽器サントゥールを演奏する 谷正人氏

イランの民族楽器サントゥールを演奏する 谷正人氏

2月24日

イランの民族楽器サントゥールを現地で学び、演奏活動と音楽学の研究を両輪で進める。サントゥールは、台形の木材(共鳴胴)に張られた72本の弦を打つ打弦楽器。先端をフェルトなど…

宗教の政治関与 共通善目指し政教分離枠内で(5月15日付)

社説5月20日

宗教的戒律と医療 国際的視野からの考慮(5月13日付)

社説5月15日

「国論二分」の時代 象徴天皇制が示す重み(5月8日付)

社説5月13日
「墨跡付き仏像カレンダー」の製造販売は2025年版をもって終了いたしました。
長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
中外日報社Twitter 中外日報社Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加