PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報社「宗教文化講座」

楽しく研究できる場に

浄土宗総合研究所 本庄良文所長(75)

ひと2026年7月1日 09時30分
楽しく研究できる場に

4月に浄土宗総合研究所(総研)の所長に就任した。ちゃめっ気たっぷりに冗談を飛ばしたかと思えば、要所では迷いなく自らの考えを語る。専門は仏教学と浄土学。佛教大や神戸女子大の教壇に立った。

京都府八幡市の自坊・安心院に生まれた。思春期には僧侶や寺院の在り方に反発し、対極にあると感じた原始仏教に憧れた。「僧侶の父の下になぜ自分が生まれたのか」と考えたという。増谷文雄氏の『仏教百話』『原初経典 阿含経』や中村元氏の『ゴータマ・ブッダ』を愛読した。

京都大に入り、さらに大学院へ進学したが修士論文で挫折。茫然自失の中で手を伸ばしたのが、仏教学者・櫻部建氏が周囲に勧めていた『倶舎論』の註釈書『ウパーイカー』の翻訳だ。

「チベット語訳しか残っておらず、一生かかるとも言われたが誰もやらないことをやりたかった」と語る。翻訳は精読そのもの。丁寧に読めば発見があり、それが研究につながる。2014年に全訳を刊行した。

好きな言葉は「自利利他」、尊敬する人は「みんな――あなたもですよ」と記者に笑いかける。

神戸女子大に奉職していた当時、阪神・淡路大震災で教え子を亡くした。遺族が教え子の友人にかけた「一緒にいなくてよかったね」という言葉が胸に残る。以来、年回忌には遺族へ花を贈り続けている。

総研の強みは、浄土宗が現代社会にどう役立てるかを探究する点にある。研究成果の還元も重要な使命だ。「みんなが楽しく、正しく、仲良く研究できたらいいな」とほほ笑む。

(椎葉太貴)

寄り道人生、無駄ならず

全日本仏教会 中村見自理事長

7月2日

全日本仏教会の理事長にこのほど就任した。宗門内外の問題に対し「おかしいことはおかしい」と率先して声を上げてきた。任期中には法人創立70周年記念事業も予定されており、その発…

教義の明確化を所信に

真宗高田派 栗原廣海宗務総長

6月12日

宗門校の高田短期大で教授や学長を歴任し、宗門では住職補任研修や教師検定講習の講師を務めるなど主に教師養成や教学研鑽に尽力してきた。変化が激しい社会の中、特に教団や僧侶の根…

青少年育成に50年 「しょうゆ樽」原点

元喝破道場長 野田大燈氏

4月17日

50年にわたり青少年の育成に尽力してきた。定時制高校を卒業後、鍼灸師を目指しながら医療器具の販売に従事。勤務先の社長が薫陶を受けていた僧侶を駅まで送った際、一緒に酒を飲み…

戦犯者の叫び 戦争の不合理を繰り返すな(7月8日付)

社説7月10日

急ぎ足の憲法改正論議 初心を忘れてはならぬ(7月3日付)

社説7月8日

ツーリストシップ精神 互いの尊重、思いやりを(7月1日付)

社説7月3日
「墨跡付き仏像カレンダー」の製造販売は2025年版をもって終了いたしました。
長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
中外日報社Twitter 中外日報社Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加