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加藤宥雄大僧正御伝授 東寺観智院相承 勧修寺流杲宝方伝授

2025年4月23日 09時14分
加藤宥雄大僧正御伝授 東寺観智院相承 勧修寺流杲宝方伝授

故加藤宥雄・種智院大名誉教授(1906~97)による、東寺観智院相承「勧修寺流杲宝方伝授」の音源がDVDで復刊される。86年から89年に開筵された伝授で、勧修寺流の本質はもとより金剛界と胎蔵界、曼荼羅、五転など真言宗の奥義が示される。

勧修寺流は野沢根本十二流の一つで、勧修寺と東寺観智院を中心に伝わる。観智院は「一宗の勧学院」として長く真言宗の教学をけん引してきた。その創建に当たり第1世となった杲宝(1306~62)は、東寺「三宝」の一人に挙げられる。加藤名誉教授は1929年に松永昇道氏から相承した。

DVDには全5会、60時間に及ぶ伝授を収録。第1巻で法流の概説と許可潅頂解説が行われ、第2~4巻の四度部で「如意輪法次第」「金剛界次第」「胎蔵界次第」「不動護摩次第」、第5巻の諸尊法部で「自行次第」「理趣経法次第」が語られる。

観智院は1万5千点を超す「金剛蔵聖教」を蔵し、73~85年に調査が実施された。橋本尚信・東寺長者は「この聖教をつぶさに目を通して伝授に臨まれたものと思う。それだけに加藤阿闍梨の伝授は正統に細かく伝えられている」と記す。

予約締め切りは4月末日、5月に配本開始。全5巻一括特価150000円、配本払い各巻32000円(分売不可)。USS出版(電話0120・482471)刊。

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