PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
2025宗教文化講座
PR
2025宗教文化講座 第22回「涙骨賞」を募集

宗教の言い分 現代日本人の死生観を語る…島薗進・一条真也著

2025年6月17日 09時59分
宗教の言い分 現代日本人の死生観を語る

東京大名誉教授で宗教学者の島薗進氏と、冠婚葬祭の会社経営者でもある作家・一条真也氏の対談集。宗教研究者、葬送儀礼の執行者という異なった立場から宗教にアプローチしている二人が、それぞれの視点から「現代日本人の死生観」や「宗教の役割」「儀礼の重要性」、さらに「救済」「グリーフケア」「コンパッション」「ウェルビーイング」「利他」「寺院とセレモニーホール」等々について熱く語っている。

二人は30年来の付き合いで、共に上智大グリーフケア研究所で活動し、様々なシンポジウムにパネリストとして同席するほか、グリーフケアに関する共著もある。

対談は2023年11~12月に東京と金沢で2回にわたり行われた。「もしこの世に宗教がなかったら」という問いに始まり、その中で仏教、神道、教派神道、キリスト教、イスラム教、新宗教など様々な宗教の教義や活動、儀礼、救済の在り方、さらに神道と儒教の関係などについても言及。日頃から多くの人が抱いている宗教に対する疑問の解消につながる情報も多く『宗教の言い分』とのタイトルにふさわしい内容となっている。そして二人は、日本の宗教の未来は「グリーフケア」「コンパッション」が重要なキーワードになると強調する。

定価1870円、弘文堂(電話03・3294・4801)刊。

研究論集 歴史のなかの「しにぎわ」と死後

研究論集 歴史のなかの「しにぎわ」と死後…岩下哲典・東洋大学人間科学総合研究所編

7月11日

東洋大白山キャンパスで昨年12月に行われた同大の人間科学総合研究所主催「歴史の中の『しにぎわ』と死後」での研究報告をまとめた。「死にぎわ」について古代から近代までの歴史を…

近代仏教儀礼論序説

近代仏教儀礼論序説…武井謙悟著

7月10日

近代日本における仏教儀礼とは何かについて検討した論文である。序章に続き1~7章で個別の儀礼を扱い、補論として「近代仏教資料の整備史」、および終章、資料編から成る。各章で葬…

感情に振りまわされない―禅の教え42 気にしないコツ

感情に振りまわされない―禅の教え42 気にしないコツ…枡野俊明著

7月9日

心や頭が悩みや不安に支配されていると、胸の奥にモヤモヤしたものを感じ、心がざわつき、わけもなく疲れてしまう。そんな日常から抜け出すことはできるだろうか? ――感情に振り回…

宗教と災害支援 地域に根を下ろす活動の中で(7月9日付)

社説7月11日

鎌田東二氏逝去 越境する学者が目指したもの(7月4日付)

社説7月9日

ガザ無差別攻撃 武力信仰が支配する世界(7月2日付)

社説7月4日
このエントリーをはてなブックマークに追加