23年ぶり葛城灌頂 法華の神髄200人授かる 聖護院門跡
2025年9月10日 15時27分

深山幽谷で法華経の神髄を伝える本山修験宗総本山聖護院門跡の「葛城灌頂会」が4~7日、和歌山県紀の川市の中津川行者堂で23年ぶりに開壇され、約200人が投華得仏した。受者の男性は「灌頂は6年前の深仙灌頂に続き2回目。前はただ緊張したが今回は受法の喜びを実感できている」と話した。
本山派修験では、吉野と熊野を結ぶ「密の大峰」と、大阪・奈良・和歌山にまたがる「顕の葛城」を共に根本道場とする。役行者は葛城山地を法華経に見立てて経塚を築き、中台の中津川で大乗仏教の奥義を高弟義覚尊師に伝えた。これが葛城灌頂の始まりという。(詳細は2025年9月10日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)