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暑気払い

〈コラム〉風鐸2025年9月3日 15時20分

じりじりと照り付けるお天道様、アスファルトに滴り落ちる玉の汗、立ち止まればそびえ立つような入道雲――。ここのところうんざりするような炎天下が続いており、ちょっとやそっとの暑気払いでは焼け石に水の日々だ◆気象庁では、最高気温が25度以上の日を「夏日」、30度以上の日を「真夏日」、35度以上の日を「猛暑日」と定める。猛暑日まで至った日数は年々増加傾向にあり、最近では40度以上の日を「酷暑日」とする向きもあるようだ◆6月の労働安全衛生規則改正で職場の熱中症対策が罰則付きで義務化されたものの、この夏は観測史上最高気温を何度も更新するほどの深刻さとなっている。かつては実感できた「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉も今は昔か。今後も太平洋高気圧が強い勢力を保ち続け、残暑が10月まで続くとする長期予報も出ている◆清少納言曰く「夏は夜。月のころはさらなり」、種田山頭火は「サイダーの泡立ちて消ゆ夏の月」と詠んだ。また夏の季語の一つとして「月涼し」が挙げられる。人々は赫灼たる昼の太陽との対比で、夜の玲瓏な月にとりわけ涼を感じてきたのだろう◆都会の熱帯夜では、体調管理のためにも文明の利器たるエアコンに頼らざるを得ない。とはいえ、たまには窓のサッシを大きく開け放ち、ビルの谷間に浮かぶ月の姿を探してみるのも一興かもしれない。(佐藤慎太郎)

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