もうひとつの唐朝 仏教と中心化する「周縁」…中田美絵著
本2026年5月11日 09時49分
大河のように流れる人間の営みの全容を捉えるために歴史家は様々な史料を検証して過去をよみがえらせ、その意味を探る。しかし従来語られてきた歴史を別の視点から眺め、主軸となる出来事を動かして新しい光を当てると、歴史が全く異なった相貌を見せて動き始める。本書のタイトルが意味するのは、唐代史の正統とされてきた枠組みを転換し、これまで周縁に位置付けられてきた女性・宦官・外来人・仏教僧侶を中心に据えた新たな唐代史を構築する壮大な試みに他ならない。(全文は2026年5月1日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)
定価1万1千円、思文閣出版(電話075・533・6860)刊。



