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中外日報社「宗教文化講座」

自分から優しい言葉を

佛教大 佐藤和順学長(59)

ひと2025年4月30日 09時24分
自分から優しい言葉を

佛教大の学長に1日に就任した。2019年から同大教育学部教授、20年から同大付属こども園園長を務める。幼児教育・保育、保育者論を研究する。

和順という名前は、1961年の750年大遠忌の際に法然上人に贈られた大師号に由来する。人柄が温厚で、周囲にプラスの影響を与えられるようにと名付けられた。

名前と軌を一にするように座右の銘は「和顔愛語」。「人は一人では生きていけない。良い関係をつくりたいなら、自分からニコニコして優しい言葉をかけなければ」とおおらかな笑顔を絶やさない。

もし会えるなら法然上人と話したいと思いを述べる。僧侶、そして人間として尊敬する父親を超えるのも目標だ。

自坊は広島県福山市の定福寺。幼稚園を運営しており、若い頃から子どもと関わる機会が多かった。寺の行事を手伝うことが多く、僧侶になることに抵抗はなかった。

大学では哲学を学んだ。教育学の分野でも足跡を残したジョン・デューイに影響を受け、教育、特に幼児教育の重要性を認識した。2004年に兵庫教育大大学院連合学校教育学研究科(博士課程)を修了した。

教育者として子どもと関わる中で、宗教的情操を育む大切さを感じた。「挫折した時に仏様など超越的な存在に見守られているという安心感が成長を支える」と考える。

広島東洋カープのファンで、年に10回ほど広島の球場へ足を運ぶ。柔道や空手の経験があり「筋トレ」を継続している。大きな病気にかかったことがなく、両親に感謝しているとほほ笑む。

(椎葉太貴)

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