鎌田東二氏(京都大名誉教授)
おくやみ2025年6月4日 13時40分
鎌田東二氏(京都大名誉教授) 5月30日死去、74歳。葬儀は近親者で行った。喪主は長男の龍明氏。遺言により後日、京都府亀岡市の大本で祭典を行う。
1951年、徳島県阿南市生まれ。國學院大文学部哲学科卒。同大学院神道学専攻博士課程単位取得中途退学。國學院大講師、京都造形芸術大教授、京都大こころの未来研究センター教授、上智大グリーフケア研究所特任教授などを歴任した。専門は宗教哲学・民俗学。博士(文学)。神職。著書に『神界のフィールドワーク』『言霊の思想』など。
日本神話や国学・教派神道をベースに古今東西の哲学を援用して独自の世界観を表現しつつ、現代的な課題への応答も試みた。実践面や芸能とのつながりを重視し、詩・歌・音楽・映画製作と幅広く活動した。日本臨床宗教師会や京都伝統文化の森推進協議会などの会長も務めた。