鎌倉仏教革命 法然・道元・日蓮…橋爪大三郎著
本2025年5月12日 13時39分

日本仏教史の上で鎌倉期が大きな画期であったことは研究者ならずとも多くの人が理解している。「鎌倉新仏教」とも呼ばれる旺盛な仏教運動の中心人物は、法然であり道元であり日蓮で、法然と40ほども年の違う親鸞がそこに加わることもある。本書は鎌倉新仏教の旗手である法然、道元、日蓮の3人が登場することで我が国における人間の近代化、社会の近代化が進んだとの視点から、3人によって人々にもたらされた「信」こそが日本の近代化を準備したとの仮説を論証しようと試みた書である。(全文は2025年5月2日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)
定価4400円、サンガ新社(電話050・3717・1523)刊。