道元禅師のことば「修証義」入門…有福孝岳著
本2025年6月26日 09時25分

道元禅師の主著『正法眼蔵』は、日本仏教の最高の哲学書であり思想書として知られている。明治の頃までは修行道場の中で聖典として読まれ、また学者の研究対象となることはあっても、一般在家の者が教典として読むには難解な書とされてきた。それが広く理解される契機となったのは大内青巒を中心とする曹洞宗扶宗会が「洞上在家修証義」を刊行し、さらに永平寺の滝谷琢宗禅師と總持寺の畔上楳仙禅師が校閲・改訂した「曹洞宗教会修証義」(現・修証義)が1890(明治23)年に公布されてからである。(全文は2025年6月20日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)
定価1210円、法藏館(電話075・343・0458)刊。