夏見廃寺建立1300年で法要 天武天皇の娘、大伯皇女発願 10月に福典寺で 記念事業に塼仏復元
2025年9月24日 09時26分
㊨天平時代の装束で法要に参列した大伯皇女役の女性ら(昨年の様子)
三重県名張市の真言律宗福典寺は10月26日に「夏見廃寺(昌福寺)建立1300年記念法要」を同寺で営む。今年は特別に総本山西大寺の僧侶が出仕するほか、法相宗大本山薬師寺、律宗総本山唐招提寺から関係者が随喜する。
国史跡・夏見廃寺(昌福寺)は725(神亀2)年、初代斎王として伊勢神宮に仕えた大伯皇女(大来皇女)が父・天武天皇の供養のために建立した。大友皇子と大海人皇子(後の天武天皇)が皇位継承を巡り起こした「壬申の乱」で、大海人皇子の出陣と凱旋の地となった名張に寺院を建てたという。(詳細は2025年9月19日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)