ルースキー・ミール強調 ウクライナ侵略正当化 ロシア正教会が先導 西側の邪悪な影響に対抗
2024年4月3日 11時49分
ロシア正教会のキリル総主教が議長を務める世界ロシア人民評議会(VRNS)は3月27、28日にモスクワで総会を開き、「ロシア世界(ルースキー・ミール)の現在と未来」に関する政策文書を承認した。ウクライナ侵略を正当化するルースキー・ミールのイデオロギーに基づく提案をクレムリンに対し行ったもので、ウクライナのみならず、将来の侵略行為をも正当化できる内容と警戒されている。
文書はウクライナ侵攻(特別軍事作戦=SVO)を「犯罪的なキエフ政権とその背後の西側集団に対するロシア人民の民族解放闘争」と定義し、ロシアの文明的アイデンティティーを守る「聖戦」であると主張。戦勝後、ウクライナ全土はロシアの独占的影響圏に入るべきであると述べている。(詳細は2024年4月5日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)