花まつり多彩に奉祝 若手僧侶ら新たな活動展開
釈尊の生誕を祝う4月8日、全国各地で「花まつり」の行事が行われた。近年、SNSをにぎわしているのが、カレーとホットケーキの投稿だ。花まつりを盛り上げようと、若手僧侶を中心に新しい活動が広がりつつある。
「分かち合う日に」 仏教カレー協
釈尊ゆかりのインドの料理・カレーを花まつりで食べようと呼び掛けるのは、一般社団法人「仏教カレー協会」。代表理事の倉島隆行・曹洞宗四天王寺(津市)住職は「チキンを食べてプレゼントをもらうのがクリスマスだが、花まつりはカレーを食べ、相手に与える日、分かち合う日にしたい。子どもも含め誰もが参加したいと思うような形にしていければ」と語る。
4月8日はホトケの日 “ホトケーキ”満喫 函館の副住職
浄土宗湯川寺(北海道函館市)の筒井章順副住職は、釈尊の誕生を祝う花まつりの認知度を向上させるため「4月8日のホトケの日には、ホトケーキを焼いてお祝いしましょう」と、様々な手段で発信し続けている。
ホットケーキを「ホトケ(仏)ーキ」と読み替えたもので、SNSも大いに活用。賛同してくれる人に、花まつりに際して自作した「ホトケーキ」を撮影してハッシュタグ「#4月8日はホトケーキを食べよう」を付けて投稿するよう呼び掛けている。その結果「ホトケーキ」は同寺のある函館だけでなく、全国的な広がりと盛り上がりを見せるようになりつつある。(詳細は2024年4月10日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)