信徒ら1000人縫い合わせ制作 糞掃衣の開眼法要 大本山須磨寺
2024年4月16日 09時54分
真言宗須磨寺派大本山須磨寺(神戸市須磨区)の客殿で7日、信徒ら約千人が端切れの布を縫い合わせて制作した糞掃衣の開眼法要が営まれた。小池陽人副住職が掲げられた糞掃衣の前で祈りを捧げ、参列した約200人が般若心経を唱えて開眼を祝った。
今回制作された糞掃衣は、7世紀頃に作られ聖徳太子が着用したと伝わる現存最古の糞掃衣(東京国立博物館所蔵)を再現したもの。奈良国立博物館の三田覚之・主任研究員と布を制作する「縁樹の糸」の加藤貴章代表が監修し、昨年4月から制作を始めた。(詳細は2024年4月12日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)