PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報社「宗教文化講座」

不機嫌の魔力

〈コラム〉風鐸2026年7月15日 17時00分

ここ数年、フキハラ(不機嫌ハラスメント)という言葉を耳にすることが増えた。言葉こそ新しいが、不機嫌な人の顔色をうかがい、息苦しい思いをした経験は多くの人が持っているのではないか。誰か一人の機嫌が、その場の空気を一変させることは珍しくない◆不機嫌は伝播する。険しい表情や投げやりな態度は周囲の緊張を生み、人は相手の顔色をうかがうようになる。その力を知っているからこそ、私たちは時に、その魔力に頼りたくなる◆不機嫌とは三毒の一つ「瞋」(怒り)が現れた姿ともいえる。不機嫌によって、何かを思い通りにしても、その代償として信頼は少しずつ失われ、人との縁も損なわれていく。人を動かせても、人の心までは得られない◆だからこそ仏教は和顔愛語を勧める。穏やかな表情と慈しみの言葉は、人を支配するためではなく、共に生きるための智慧である。私たちは誰もが、不機嫌に頼りたくなる弱さを持っている。その弱さを認め、周囲の人が安心できる存在でありたい。そんな日々の心掛けが修行なのだろう。自戒を込めて。(奥西極)

他者との共存

10月14日

龍谷ミュージアム(京都市下京区)で開催中の秋季企画展「みんなおいでん!東三河の普門寺さん」に三界万霊供養木札(愛知県指定有形文化財)という縦約160㌢、幅約28㌢の板が出…

二次被害

10月7日

地震や豪雨、今年は例年にも増して災害が相次いでいる。被災された方々の心痛は察するに余りあるが、先日思わぬ二次被害の話を聞いた◆地震で伽藍が倒壊した寺院の住職が、支援を受け…

良心的兵役拒否

9月25日

ロシアの軍事的脅威を受け、リトアニア、スウェーデン、ラトビアなどで徴兵制を復活させる動きが広がっている。一方、世界には「良心」や「信教の自由」を根拠に、兵役を拒否する権利…

「緑のポスト」 宗教者による悲嘆ケア(10月14日付)

社説10月16日

AIリスクの回避 国境越えた叡智の結集を(10月9日付)

社説10月14日

物価高と軍事費の拡大 日中戦争前もそうだった(10月7日付)

社説10月9日
「墨跡付き仏像カレンダー」の製造販売は2025年版をもって終了いたしました。
長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
中外日報社Twitter 中外日報社Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加