大乗仏教がひらいた妙好人の世界…菊藤明道著
本2025年5月22日 09時43分

「妙好人」とは、阿弥陀仏の本願を信じて念仏の生活を送る人を指す言葉で、浄土真宗における篤信者の呼称だ。日常生活における心の置き方、精神性に注目が集まり、近世以降になって各時代の「妙好人伝」が記され、鈴木大拙や柳宗悦らによって研究がなされてきた。著者も大拙の『妙好人』(大谷出版社、1948年)を契機に研究を始めた。(全文は2025年5月16日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)
定価4950円、法藏館(電話075・343・0458)刊。