三木の思索の頂点なす著作 三木清(1897~1945)が豊多摩刑務所で非業の死をとげてから、今年で80年を迎える。彼が獄中で亡くなったのは、日本の無条件降伏から1カ月以上…
「批判宗学」とは、袴谷憲昭氏の「批判仏教」から大きな影響を受けて、松本史朗氏が“曹洞宗の宗学は、「伝統宗学」から「批判宗学」に移行すべきではないか”として提唱した宗学であ…
「運動」としての批判仏教 1986年の印度学仏教学会の学術大会で、松本史朗氏が「如来蔵思想は仏教にあらず」、翌87年には袴谷憲昭氏が「『維摩経』批判」という研究発表をされ…
一、はじめに 私に要請された課題は、「『批判仏教』再考 三論学の立場から」であったが、にわかに「再考」する用意はないので、三論学(三論教学)の大成者である吉蔵(549~6…
10月10日の公明党の政権離脱には驚いた読者も多かっただろう。自民党総裁選に関連して、3日の『公明新聞』第1面には大きく「まず自公で政策合意」の文字が踊った。5日の同紙で…
ケベックの多様性と民主主義に関する学際的研究センター(CRIDAQ)の招聘を受け、この9月はカナダのケベック州で過ごしている。折しも、8月28日に移民担当大臣が、通りでの…
先日、「それでも私は Though I'm His Daughter」(長塚洋監督)という映画を見た。この映画は、麻原彰晃こと松本智津夫の三女として生まれた松本麗華さん(…
6月28日から7月13日までバルト三国の一つであるリトアニア(カウナス)と北アフリカのモロッコ(ラバト)に行った。最初の1週間は国際宗教社会学会(ISSR)に出席し、2週…