PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
新規購読紹介キャンペーン
PR
2024宗教文化講座

広報に尽力、活動伝える

禅文化研究所 横田南嶺所長(58)

ひと2023年9月15日 09時09分
広報に尽力、活動伝える

禅文化研究所(京都市中京区、花園大内)の新所長として7月に就任した。同研究所の存在や活動を伝える広報活動に力を入れたいと意気込む。

同研究所は1964年、初代所長の山田無文・臨済宗妙心寺派管長、理事長の村上慈海・同宗相国寺派金閣寺長老を中心に設立された。禅関係の図書収集、書籍、雑誌の刊行、講演会の実施のほか、日本仏教と欧州のキリスト教の交流事業「東西霊性交流」を行ってきた。来年に設立60周年を迎える。

「山田無文老師や平田精耕老師ら歴代所長と比べれば浅学非才な身で恐縮するばかりだが、同研究所の存在意義を高めるために邁進していきたい」と話す。

課題として近年十分に開催できていなかった一般向けの講演会がある。「60周年の記念事業の一つとして講演会を行い、それを機に継続的に講演会を開いて研究所の活動を広報していきたい」と語り、多くの人が集まる東京での開催の重要性を強調する。

事業の大きな柱として出版がある。『元亨釈書』『五灯会元』など漢文の和装本しかなかった様々な高僧の典籍を訓読・解説した専門書を多数刊行し、禅籍を学ぶ僧侶・研究者がその恩恵を受けてきた。専門的な書籍の出版を継続しつつ、さらに幅を広げ一般向けにも力を入れていきたいという。

研究所は花園大のキャンパス内に事務所を置き、大学と協力し合って活動してきた。12月から4期目を迎える花園大総長として「大学との連携をさらに深め、大学運営にも貢献できる存在でありたい」と話す。

(甲田貴之)

意見出し合える宗門に

浄土真宗本願寺派 荻野昭裕総長

4月24日

3月8日に浄土真宗本願寺派総長に就任した。新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)を巡る問題や賦課基準の見直しなど多くの課題を抱える中で「現場と密に連携し、一つ一つ対応してい…

法流守るために革新を

真言宗醍醐派総本山醍醐寺 壁瀬宥雅座主

2月16日

昨年12月8日に醍醐寺(京都市伏見区)の座主に就任した。今年11月の開創1150年慶讃法要に向けて「派手な記念事業があるわけではないが、法要の中身にはこだわりたい」と意気…

伝統継承、覚悟決め

天王寺楽所雅亮会 小野真龍理事長

1月24日

天王寺楽所雅亮会は和宗総本山四天王寺の「聖霊会」における奏楽・奉舞を担ってきた。1月からは新たに一般社団法人雅亮会となり、その理事長として雅楽の伝統を守り継ぐ。 小野妹子…

共助への行動 地域社会と手を携える寺院(4月26日付)

社説5月1日

長期化するガザ侵攻 宗教と平和が問われている(4月24日付)

社説4月26日

病院の閉院・譲渡 宗教系病院の在り方とは(4月19日付)

社説4月24日
このエントリーをはてなブックマークに追加