新教皇にレオ14世 アメリカから初 教皇の協力者 穏健派の印象も
2025年5月14日 11時41分
カトリック教会の第267代教皇にロバート・プレボスト枢機卿(69)が8日、コンクラーベで選出された。新教皇は労働者の権利、労働と資本など教会の社会問題の教義的立場を示した回勅の著者レオ13世(在位1878~1903)の名を引き継ぐレオ14世の名を選んだ。
バチカンニュースによると、レオ14世は11日の正午の祈りで、ヨーロッパにおける第2次世界大戦の終結(1945年5月8日)から80年を迎えたことに触れ「戦争を決して繰り返してはなりません」と訴えた。
12日には、コンクラーベを取材した記者らと教皇庁で会見した。「あらゆる偏見、憤り、狂信、憎しみをコミュニケーションから排除」することをメディア関係者に呼びかけ、「言葉の武装を解除しましょう。そうすれば、世界の武装解除にも貢献できるのです」と呼びかけた。(詳細は2025年5月14日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)