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【特集】大本山増上寺所蔵「三大蔵」 仏教の歴史と文化、新たな未来へ 「世界の記憶」に国際登録 家康公寄進、貴重な一大文献群 危機乗り越え伝来、平和の象徴

2025年5月15日 09時27分
400年にわたり護持されてきた三大蔵(写真は高麗版) 400年にわたり護持されてきた三大蔵(写真は高麗版)

浄土宗大本山増上寺(東京都港区)が所蔵する三種の大蔵経「三大蔵」がこのほど、ユネスコ「世界の記憶」に国際登録された。400年以上にわたり奇跡的に護持されてきた大いなる智慧がこれを機に世界に向けて開かれ、仏教の歴史と文化の新たな未来が紡がれていくことになる。

三大蔵は、徳川家康公が収集し、菩提寺である増上寺に寄進した宋版、元版、高麗版の三種類の木版印刷による大蔵経の総称で、仏教文化の基礎をなす一大文献群。国指定重要文化財。溜塗の経箱に収納され、欠本が極めて少ない状態で伝来している。内訳は、中国・南宋時代(12世紀)の思渓版5342帖(94函、折帖装)、中国・元時代(13世紀)の普寧寺版5228帖(285函、折帖装)、朝鮮・高麗時代(13世紀)の高麗版1357冊(124函、冊子装)。その総数は約1万2千点にも及び、漢字文化、印刷文化の観点からも世界的に貴重なものとなっている。(詳細は2025年5月14日号をご覧ください。中外日報購読申し込み

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