仏教のみ信者減少 日本の特殊性浮き彫り 米機関調査
2025年6月18日 11時00分
キリスト教やイスラム教など宗教グループ別に見た場合、近年、仏教徒のみが目立って減少しているという特異な傾向が明らかになった。米の世論調査研究組織ピュー・リサーチセンターがこのほど発表した2010~20年の宗教情勢変化のリポートによると、世界の仏教徒数は5%純減したが、これは中国と日本における減少が主因となっている。
世界全体の人口増加を背景に、キリスト教徒の比率はこの間、1・8㌽減少して世界人口の28・8%となったが「最大の宗教グループ」の地位は維持した。信徒数は1億2200万人増加し、23億人に達した。
イスラム教徒は成長著しく、比率は1・8㌽増の25・6%で、信徒数は3億4700万人増の合計約20億人となった。
一方、仏教徒が世界人口に占める比率は0・8㌽減の4・1%。信徒数は1900万人減少し、世界全体で3億2400万人となり、主要宗教グループの中で唯一信徒数が減退した。(詳細は2025年6月18日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)