初の女性カンタベリー大主教 英国聖公会、サラ・ムラーリー氏 保守派グループは批判
2025年10月8日 14時04分
英国国教会の最高位聖職者であるカンタベリー大主教に3日、ロンドン主教のサラ・ムラーリー氏(63)が任命された。同国教会あるいは1400年の歴史を持つカンタベリー大聖堂で初めての女性のトップ(第106代)で、全世界7千万人以上といわれるアングリカン・チャーチの儀礼的首位となる。
カンタベリー大主教の前任者ジャスティン・ウェルビー氏は今年1月、管轄下のボランティア指導者による性加害問題の対応の責任を取って辞任。その後、1年近く大主教空位が続いていた。
ロイター通信によると、国際的な保守派聖公会グループ(GAFCON=世界聖公会未来会議)がこの任命に反発し、英国国教会は指導的権威を放棄したと批判した。(詳細は2025年10月8日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)