未知の浄土教聖教発見 踊り念仏の法悦、和讃に的確に表現 河内長野の御室派寺院所蔵『念仏要文抄』から 国際仏教学大学院大・落合氏「一遍の作では」
2025年10月14日 09時31分
「歓喜踊躍の心にて 踊れや踊れ少児ども」と和讃冒頭の影印を掲載した日本古写経善本叢刊第12輯『金剛寺蔵 念仏要文抄』の表紙
一遍上人(1239~89)らが広めた「踊り念仏」の境地を記す未知の聖教「踊念仏和讃」が、大阪府河内長野市の真言宗御室派大本山天野山金剛寺所蔵の『念仏要文抄』から見つかった。国際仏教学大学院大日本古写経研究所長の落合俊典氏は「踊り念仏の高揚感をここまで的確に表した和讃はほかになく、法然浄土教の真骨頂をテンポ良く七五調で歌う。一遍の作としか考えられない」との見解を示した。(詳細は2025年10月10日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)
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