寺庭婦人「寺族」に改め 総長、新庁舎展望示す 智山派教区代表会
2025年10月28日 13時53分
真言宗智山派は第141次定期教区代表会(深澤照生議長)を21~23日に総本山智積院(京都市東山区)で開いた。吉田宏晢管長の就任後初の教区代表会。「寺庭婦人規程」を廃止し「寺族規程」を制定、2034年に迎える宗祖弘法大師千二百年御遠忌奉修局の規程を承認した。
26年4月から「寺庭婦人」の呼称を「寺族」とする。久保田剛士総務部長は「住職は男性であるという前提を改め、宗団の姿勢を社会に示す」と述べた。近年、宗派では女性住職が増加。女性住職の男性配偶者には組織体制や弔慰金がなく、住職の姉妹が従事する場合は褒賞の対象にならないなどの課題があった。性別にかかわらず寺族の待遇を改善する。住職が寺族代表を選定する。(詳細は2025年10月29日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)




