「パンチェン・ラマ失踪」30年 米、中国に釈放要求
2025年5月22日 09時22分
ダライ・ラマが認定したチベット第2の宗教的権威パンチェン・ラマ(ゲンドゥン・チューキ・ニマ氏)が「失踪」してから30年目に当たる18日、米国務省はマルコ・ルビオ国務長官名で中国政府に同氏の釈放を求めるプレス声明を発表した。
中国政府が1995年に認定したパンチェン・ラマ11世(ギェンツェン・ノルブ氏)は現在35歳で、中国仏教協会副会長、中国人民政治協商会議全国委員会常務委員を務めている。一方、ゲンドゥン・チューキ・ニマ氏は「中国政府に拉致された」と伝えられ、ダライ・ラマとチベットの亡命政権は彼が消息を絶って以来、その釈放を求め続けてきた。(詳細は2025年5月21日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)