パレスチナ問題「二国家解決」 ガザの深刻化で動き急 英仏などに米が反発
2025年8月1日 14時47分
パレスチナ問題の「二国家解決」に向け国連でハイレベル会議の準備が進められている。バチカン・ニュースは7月26日付の社説(editorial)で「ガザ地区内外で、正当化できない、すべての人の良心に重くのしかかる虐殺行為」が続いていることを非難し、会議の意義を強調。一方、アメリカはパレスチナ国家を承認する二国家解決のための会議を「ハマスのテロ犠牲者への侮辱」として拒否する声明を発表した。
マクロン仏大統領は先頃、G7諸国で初めて「パレスチナ国」承認方針を発表。それに続いて、イギリスのスターマー首相もイスラエルがハマスとの停戦に合意しなければ、9月の国連総会までにパレスチナ国を条件付きで承認するとの意向を29日に表明した(カナダもこれに続くと伝えられている)。(詳細は2025年8月1日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)