国連「特別報告者」制裁 反ユダヤ主義と攻撃 米国務省
2025年7月16日 11時36分
米・国務省は9日、パレスチナ地域の人権状況に関する国連人権理事会の「特別報告者」であるフランチェスカ・パオラ・アルバネーゼ氏の「反ユダヤ主義」を攻撃し、米国の国益と主権を脅かす「政治的・経済的戦争行為」は容認しないとして「制裁」を科すことを発表した。
アルバネーゼ氏は昨年3月、国連人権理事会に、ガザにおけるイスラエルの行為はジェノサイドに相当すると報告している。
こうした発言・活動によってアルバネーゼ氏はイスラエル政府にペルソナ・ノン・グラータ(好ましくない人物)として入国を拒否され、世界ユダヤ人会議などから攻撃された。国連に特別報告者解任を求める圧力も強い。一方で多くの人権団体などからアルバネーゼ氏を擁護する声も寄せられている。(詳細は2025年7月16日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)