トランプ政権宗教政策始動 ホワイトハウス信仰局 司法省宗教の自由委 政教分離脅かすとの声も
2025年7月18日 13時00分
米トランプ大統領が2月に開設したホワイトハウス信仰局主催の昼食会が14日、大統領出席のもと開かれた。
ホワイトハウス信仰局はトランプ氏の熱心な支持者で福音派のテレビ伝道師ポーラ・ホワイト氏を上級顧問に迎え発足した。反キリスト教、反ユダヤ教の偏見と闘うことなどを活動目的に挙げている。
昼食会は信仰に基づく慈善活動に寄付をするビジネスリーダーを招いた初の会合で、トランプ大統領は1時間近く「ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル」や関税問題、スポーツ界のトランスジェンダーなどに関する主張を罵詈雑言を交えながら「とりとめもなく」(ABC)喋ったと伝えられる。
なお、トランプ大統領が同じく大統領令で設置した「宗教の自由委員会」の初会合(ヒアリング)も6月16日、ワシントンD.C.の聖書博物館で開かれた。ヒアリングは司法省公式サイトで動画が公開されているが、ネット上では出席者から委員会の方向性を懸念する声が上がっている。(詳細は2025年7月18日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)