【戦後80年】日本最大規模の軍用墓地「真田山」の今〈上〉 開設から150年超え 劣化進む貴重な記録
2025年8月29日 12時59分

大阪城の近くに日本で最古かつ最大規模の軍用墓地「真田山陸軍墓地」があることは大阪人にもあまり知られていない。戦後80年、開設から154年がたち、劣化を防ぎ、礼拝の対象として守ることはもちろん、「我が国の歴史、文化等の正しい理解のために不可欠」な文化財としての価値の認識が広まるように研究者らが訴えている。「旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会」でガイドを務める岡田祥子氏は「初期の墓碑は非常に事細かに経歴が刻まれており、貴重な記録。しかし傷みが激しい墓碑も多い」と危惧する。
日本陸軍の創設者とされる大村益次郎は当初、拠点を大阪に設ける構想を持っており、幹部を育てる大阪兵学寮を設置。その生徒だった長州藩出身の下田織之助という人物が1870年12月に病死したため墓地が必要になり、翌年4月に開設された。(詳細は2025年8月29日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)