「戒律を師とする」 少林寺問題で中国仏教協会 悪徳僧侶を断固排除
2025年8月25日 09時14分
中国仏教協会は少林寺問題で7日、公式サイト上に論説的文章を掲載。少林寺前住職・釈永信氏(前同協会副会長)の「刑事犯罪と重大な戒律違反(の容疑)」を糾弾するとともに、「戒律を師とする」ことと、僧侶管理の強化を仏教界全体の課題として挙げた。
「天下称第一 是禅不是拳(世界一は禅であり拳法ではない)」「堅持以戒為師(戒を師として堅持する)」と題する二つの論説で、前者においては「中国仏教の特質は禅にある」「少林寺は中国仏教の中国化の重要な象徴である」として、少林寺が「模範」となる必要性を強調する。
後者では「仏教界には依然として戒律の緩みが残り、根本的な戒律の破れが頻繁に発生している」「僧侶管理の制度に依然として抜け穴、欠陥、弱点がある」と分析。「釈永信問題」から深い教訓を引き出し、「戒を師とする(以戒為師)」原則で、僧侶に対する監督管理体制を一層強化し、悪徳僧侶を断固として排除することで「仏教の健全な継承を推進する」と同協会は宣言している。(詳細は2025年8月22日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)